「槌や」の読み方は?老舗旅館にルーツをもつ店名の意味と由来

「槌や」の読み方は?老舗旅館にルーツをもつ店名の意味と由来

「槌や」は何と読む?

「槌や」は、つちや と読みます。
「槌(つち)」という漢字は日常であまり使われないため、初めて見る方には読みづらく感じられるかもしれませんが、「つちや」と読みます。


「槌」という漢字の意味

「槌(つち)」とは、金槌や木槌など、物を打つ道具を意味する漢字です。
古くから職人の道具として使われてきた「槌」には、手作業・ものづくり・堅実さなどの意味が込められています。


「槌や」という名前の由来

実は「槌や」という屋号は、老舗旅館「糸柳(いとやなぎ)」の原点にあたる名前です。

明治12年、石和の地に創業した当時の糸柳は、「槌屋(つちや)」という名前で営業を始めました。


昭和に入り、甲州街道沿いから現在の駅前の場所に移転したことをきっかけに、「糸柳(いとやなぎ)」へと名称を変更しました。


カステラづくりを始めるにあたり、縁起のよい古称「槌屋」を改めて冠し、新たなブランドとして再スタートしました。

長い歴史と伝統を受け継ぎながらも、新しい挑戦を重ねる姿勢が「槌や」という名前に表れています。


「槌や」のブランドに込めた想い

「槌や」は、一つひとつの菓子に心を込めて仕上げることを大切にしています。
まるで職人が槌を振るうように、丁寧な手仕事と真摯なものづくりを大切にしたいという願いが、屋号に込められています。

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